ビートパーツよもやま話

vol.10

「エンジンOHについて」

最近、お客様からエンジンのOH(オーバーホール)に関してのお問い合わせを多くいただいております。
ところが、金額はいくらぐらい掛かるか?という内容が非常に多く、都度OHという作業がどういう作業なのかを説明しなければならないので少し困っています。

弊社がエンジンのOH代金などを明記していないのには理由があります。その理由はいたって明確で、
まず、

  • ・元のエンジンのパーツをどこまで再利用できるか? または再利用するのか?
  • ・ついでにファインチューニングを施すかどうか?

という問題があります。

元のエンジンの内部がどうなっているのかは、エンジンを降ろして開けてみないと分かりませんので、最初から見積もりを出すのが無理なのです。
予算に余裕のある方でしたら、ヘッド周りは全て新品にするというメニューで問題無いのですが、予算が限られている場合はできるだけ元の再利用できるパーツを多くしないと厳しいからです。

ビートなどのE07Aのエンジンで腰下いわゆるシリンダーブロック、クランク、コンロッドなどが再利用できないという例はあまりありませんので、問題になってくるのは腰上いわゆるシリンダーヘッド、カムシャフト、ロッカーアームなどの状態です。

オイル管理の悪かったヘッドはかなりの確率でカムホルダーやロッカーアームが磨耗しています。また距離を走っていれば、当然他の部分のバルブガイドやバルブシートなども交換や修正が必要となってくるのです。

ただ、これらの交換や修理にはかなりの費用が必要となりますので、シリンダーヘッド自体がまだパーツとして販売されているうちは新品に交換した方が結果としては良いと思います。