vol.05

「弊社デモカーについて」
弊社のレース等に使用しているデモカーを今回は紹介したいと思います。お蔭様で各レースやジムカーナでかなりの好成績を収めることができております。普通、ショップのデモカーは高価なワンオフパーツやスペシャルパーツなどで組まれていたりするものですが、弊社のレース用のデモカーは普通に市販されている弊社のオリジナルパーツを中心に使用しております。(この原稿のベースはかなり前のものですので、現在のデモカーにはかなりのコストがかけられ、市販品ベースのスペシャルパーツが使用されています)
2003年頃まで弊社のデモカーはエンジン本体は解体屋さんで調達したノーマルを使用していました。要するに1度も開けたことの無い、フルノーマルエンジンということです。
今後はエンジンチューニングも推し進めていく予定です。
話がそれましたが、手前味噌ながら、弊社のデモカーがチューンドエンジンを載せている他社のデモカーと比較して、さほど遜色無く走っていたのは、以下のような要因が挙げられます。

1.エンジン周りの補機類の効率が良い。
2.車の重量が軽い。
3.ブレーキを含めたサスペンションのセッティングが良い。

1.に関してですが、ノーマルパーツをベースに吸排気系の効率を極限まで高めた弊社のオリジナルパーツのエアクリ・マフラー・エキマニ・CPU等を使用しています。更にビートをサーキットで走らせるときの難点である冷却系の強化も、オリジナルのオイルクーラーやラジエターを使用して安定した油温・水温で走れるようにしています。これらの効果により、本来のE07Aエンジンのポテンシャルを最大限に引き出すことが出来、更にノーマルならではの耐久性の高さも併せ持っていました。
現在のデモカーの冷却系は水冷・空冷のオイルクーラーを併用し、販売しているBIGラジエターで完璧に温度管理しています。後々の過激なエンジンチューニングにも対処できるようにしています。
2.に関してですが、ストリートカーでは無理ですが、基本的に外せる物は全て外します。幌や幌骨・エアコン関係・ヒーター・ステレオ・助手席など内装の一部やアンダーコート・スペアタイヤ等といった具合です。これだけでも30〜40キロは軽く出来ます。しかし、逆に装着しなければならないパーツも当然あります。ロールケージ・ハードトップ(無くても良いですが)等です。これらを付けると、先に書いた物達とほぼ相殺されてしまいます。
そうなりますと、他に出来ることといえば、ノーマルと交換出来るパーツを軽くするという事になります。ボンネット・トランク・ドア・排気系パーツ・シート・ホイール等です。弊社のオリジナルパーツとしては、カーボンボンネット(レース用ノーマル比約−10キロ)・カーボントランク(レース用ノーマル比約−4キロ)・チタンフルエキゾースト(レース用ノーマル比約−15キロ。フルステンレスでも約−13キロ)等があります。これらは単に軽くなるだけではなく、重心が下がり、オーバーハングの重量軽減による運動性能の向上が期待できるのです。
Kカースペシャル誌の記事にもありましたが、ストリートでも体感できるほど変化があるので、サーキットを走る車は、当然セッティングの変更を施さなくてはなりません。基本的にはスプリングをやわらかくする方向になります。
ビートのノーマル車重を760キロとして、カタログ値通りに馬力が出ているとすると、パワーウエイトレシオは約11.8kg/psということになります。つまり1馬力で動かす重さが11kg程になると言うことです。この数字を減らせば減らす程、加速が良くなるという訳です。
言い換えれば、11kg軽くすれば1馬力上がるのと同じような(減速やコーナーリング性能からすれば、それ以上の)効果があるのです。
3.に関してですが、以前のよもやま話で、サスペンションについては取り上げましたので、ここでは割愛させていただきます。
ブレーキに関してですが、少し前からホンダのハイブリッド車のインサイトのキャリパーとローターを使用しています。13インチホイール対応で、もちろん、ベンチレーテッドタイプです。特筆すべきは、軽量化のためにキャリパーがアルミになったという事です。
更に価格もさほど高くありません。
このパーツに変更してから、ジムカーナにノーマルパッドのまま2戦出場しましたが、非常に使いやすかったです。
ネックになるのはレース用のパッドが世に出ていないことですが、(弊社では既に製作済みですが)ストリートでしたら純正のままで問題無いでしょう。
これまでは鉄製キャリパーの重量はノーマルとそんなに変わらなかったのですが、ローターが12インチ対応から13インチ対応になって、しかも幅が厚くなったのでかなり重くなってしまい、バネ下の重量が重くなってしまうのがネックでしたが、今度のブレーキはそれも解消してくれています。
実測で片側約500gの重量増加ですが、様々な利点を考えますとサーキット走行ではベンチレーテッドディスク化は有効だと思います。

DIARY

RSマッハ

  • 住所:〒639-1042
  • 奈良県大和郡山市小泉町2731
  • TEL:0743-21-3068
  • LinkIconお問い合わせはこちら
  • 営業時間:13時〜17時頃(不定)
  • 休日:毎週水曜日・木曜日&イベント・レース日

RSマッハのホームページについて


営業科目

ホンダ ビート(HONDA Beat),トゥデイ(HONDA Today),インサイト(HONDA Insight)用車高調整式サスペンションやローポジションシートレール,ダイハツ エッセ(DAIHATSU ESSE)用のステンレス製のスポーツエアクリーナー・スポーツマフラーや車高調整式サスペンション・軽量フライホイール等や国産旧車に良く似合うマッハやチェックマンのレプリカステアリングホイールのオリジナルパーツ企画・製造・販売



RSマッハ地図



LinkIconAccess Map

rsmach.net


My Auction