ホンダ ビート シフト関係パーツ 取付説明書
※展開図のグリースマーク部にグリースを塗布して下さい。
①シフトノブを外し、バワーウインドゥスイッチを外して、センターコンソールを留めている前後左右のタッピングビス4本を緩めてコンソールを取り外します。
② ピロロッドエンドを交換する場合は6mmの各ロックナットを緩めておきます。各6mmロックナットは右ねじです。(シフト側とセレクト側で緩める方向は異なりますのでご注意下さい)
セレクト側ワイヤーのピロ部の割りピンを抜いてワッシャーを外しておきます。
③チェンジレバーブラケット右側のセレクト側ワイヤーが付いているリンケージを留めている8mmのナットとワッシャーを外し、リンケージを横にずらして下さい。
④チェンジレバーとブラケットを留めている6×65mmのボルト&ナットを緩めて抜き取り、レバー本体を上方に持ち上げてレバー下部のシフトワイヤー側ピロ部の割りピンを抜いて、ワッシャーとピロ部を外してレバー部を取り外して下さい。
クイックシフトに交換する場合は純正レバーのパーツを全て組み換えて下さい。
レバー部の横に付いているプラ製の四角いパーツはスリット部に細いマイナスドライバーを入れて広げながら引っ張って外して下さい。組み付けは押し込むだけです。
⑤展開図の○印のシフトワイヤーホルダー固定用の6mmのボルトとワイヤーをブラケットに留めているウェーブワッシャー2枚を取り除いてシフトワイヤーがある程度フリーになるようにして下さい。
ウェーブワッシャーは大きめのマイナスドライバーなどでつばの部分をこじれば、動いて抜きやすくなります。
⑥チェンジレバーマウントブッシュを交換する場合は、チェンジレバーマウントブラケットを固定している4本の8mmワッシャーボルトを緩めて外して下さい。
マウントブッシュの交換に際しては上側のブッシュには向きがあります。
穴の周りに逃げのある方を下に向けて下さい。
純正のゴムや金属製のカラーは再使用しません。
8mmワッシャーボルトを再使用して締め付けます。
⑦シフト側ワイヤーのピロロッドエンドを交換する際は純正レバーやNEWタイプのクイックシフトレバーの場合は付属の平ワッシャーと割りピンで固定し、Eリング方式の旧タイプのクイックシフトレバーの場合はEリングのみで固定して下さい。(固定は一番最後が良いです)
シフトレバーのピン径の製造公差により、ピロエンドが入らない場合は、1000番程度の耐水サンドペーパー等でピン部をまんべんなく擦って調整して下さい。
⑧各手順で外したボルト類等を元通り組み込んでいき、シフトレバーのニュートラル位置でワイヤー2本に無理な力がかかっていないか確認して下さい。
ピロエンドのネジ部の出し入れで長さ調整が可能です。問題無ければ、コンソール類やシフトノブ等を元に戻して下さい。
追記 : Newタイプのクイックシフトはシャフト長を任意に設定可能です。
各ネジ部には付属の緩み防止剤を塗布して下さい。
短く設定する場合はクイックシフト本体にねじ込むスタッドボルトは最も短いものにして下さい。
ステンレス製の丸パイプにはロックナットを使用して下さい。
※ シフトワイヤーリヤベアリングカラーセットの取付方法ですが、両方のワイヤー接続部の割りピンを抜き、純正鉄製ワッシャーとナイロンワッシャーを外して下さい。再使用しますので保管しておいて下さい。
次にワイヤーをブラケットに固定しているナットやプレートを外して、ある程度シフトワイヤーをフリーにして下さい。
画像を参考に付属の簡易工具を用いてノーマルのゴムブッシュを抜いてベアリングカラーを入れて下さい。
ピロボールタイプを圧入の際は外径約24mm、内径約15mmのワッシャーを先に当てがってから、大きい平ワッシャーをで押すようにして下さい。
両シフトワイヤーを先にフリーにした逆の手順でブラケットに固定して下さい。
セレクトワイヤー側(フロント側)は付属ナイロンブッシュ白色大→シフトワイヤー→付属ナイロンブッシュ白色小→付属鉄ワッシャー→純正ナイロンワッシャー→純正鉄ワッシャーの順に入れて付属のRピンで抜け止めをして下さい。
シフトワイヤー側(リヤ側)は付属ナイロンブッシュ黒色→シフトワイヤー→純正ナイロンワッシャー→純正鉄ワッシャーの順に入れて付属のRピンで抜け止めをして下さい。